いよいよモバイルファーストインデックスですってよ

モバイルファーストインデックス(MFI)は、少し前からGoogleさんが示唆していたので、言葉だけはよく耳にしましたし、わかりやすい言葉でもあるので、わざわざブログ記事に書かなくても、とも思うのですが、「スマホファーストに早く転換しないと、まずいっすよって言ってたのこれの事?」との質問も後で聞かれたらどう答えようか悩みどころなので、自分のまとめの意味もあり、書いとくことにします。

2018年3月27日のGoogleウェブマスター向け公式ブログで、モバイル ファースト インデックスを開始しますという記事が掲載されましたね。

その発表を受けてこの記事書き始めたわけですが、詳細はその記事をご覧いただくとして、この問題で我々はどうすればいいんよー的な事に触れていきます。

モバイルファーストインデックスとは?

「Googleのインデックス登録とランキングにモバイル版のコンテンツが主として使用されること」です。

私がお手伝いしているサイトは2012年末を境目に、特別な理由がある場合を除いてレスポンシブウェブデザインで作成してきました。なので、GoogleさんがMFIしまっせーと宣言しても、特に影響はないと思われます。

↓こちらのドキュメントにもありますが、
モバイル ファースト インデックスに関するおすすめの方法

皆さんのサイトがレスポンシブ・ウェブデザインではない場合、

  • PC/スマホがそれぞれ別々のURLで提供されている
  • PC/スマホがそれぞれ別々のコンテンツで動的に出力されている

このようなサイトが今回ドキッとしちゃうわけですね。

「Googleさんがみなさんのサイトを収集がてらチェックにくる時、デスクトップPCの体で来たりモバイルの体で来たりするわけですが、その両方のコンテンツにおける不一致を極力しないようにしないと、ユーザーが色んな場面で困るから、と、そのためにはレスポンシブウェブデザインで作るのが一番で、制作・運用コストとも最小限ですみますよっ!」と提案し続けていた私のゴリ押しを受け入れてくださった方々、ほら、正しかったでしょ!?www

まぁ、今の閲覧環境を考えればそうなるんだろうとは思いますが、

  1. モバイル環境でのユーザ体験を一番に考えてサイトづくりを行う
  2. スピード(軽やかな表示)を意識したチューンをもっと積極的に

という、素直な受け止め方はもちろん、デスクトップ環境では、モバイルでのスピードを優先しすぎた貧弱なサイズの写真ではなくて、もっと迫力がある写真で魅せなきゃね、とかこだわってもらいたいですし、ほとんどのサイトがレスポンシブウェブデザインへ向かうのであれば、逆にデスクトップでのリッチなユーザ体験を突きつめたサイトが大きな成功を納めることも増えるような気もします。

環境変化に振り回されず、本質であるコンテンツとUXに集中する事がやはり一番です。

TEST MY SITE with Google モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンスをテスト

PC閲覧でのサイトデザインにこだわりを持ちたいながらも、ぐっとこらえてスマホファーストで思考を巡らすことの多い今日このごろ、ウェブ担当者の皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日Googleから、モバイルサイトの読み込み速度とパフォーマンスをテストするツールがリリースになりましたね。

その名も TEST MY SITE

URLを入れて計測開始です。

約1分ほどで解析がされる間、説明がありますが、「標準接続(3G)でテストしています…」とのことで、LTE環境全盛の今では確かに回線速度の優先度を下げて様々なデザインをしてしまっているよなぁ…と改めて感じたりします。

とりあえず我が社BCOOLのトップページのURLを入れて約1分、その診断結果は?

読み込み時間約7秒…普通…^^;
訪問者の推定離脱率26%(読み込み時間の長さによる)

ちょっとばかり悔しい…です、はい…ムキーッ(●`ε´●)

レポートは至って普通で、PageSpeed Insightsで出てくるのと同じ様なものですね。ただ、以前からスピードテストはよく利用してましたけど、今回のモバイルサイトに特化し、「表示スピードの重要性をもっと考えなさい!」と直接的に言われると、考えさせられますね。

今のwebデザインは、配慮すべきポイント、訴求力との比重バランスが本当に難しい仕事だなと改めて感じます。

だからこそ、デザインだけ、コーディングだけ、構成・ライティングだけ、みたいに職能特化した人材じゃなくて、全体俯瞰できる人材は貴重です。

みなさんのサイトも一度試してみては?

TEST MY SITE