簡単に言うと、サイト運営をスピーディにするシステム。もっとちゃんと説明するならば、文章や写真などのデジタル・コンテンツを集めて、加工して、実際のホームページ上に追加したり、更新したりする仕組みのことです。(本来は情報の煩雑化を解消する目的でホームページの制作にかかわったことのある方はだいたいの流れを理解していると思いますが、復習してみますと、
- サイトの基本構成の決定(運営責任者やプロジェクトメンバー)
- 各コンテンツの必要要素の洗い出し(各担当者)
- 取材・執筆(ライター)
- 撮影・編集(写真/ビデオ)
- ページ加工(デザイナ/エディタ)
- 動的コンテンツの場合のプログラミング(プログラマ)
- 確認・校正(各担当者/最終責任者)
- 修正・公開(ウェブ制作最終担当者…通常はデザイナーもしくはプログラマが行うことが多い
とこんな流れになってますよね。
最近では、このややこしい流れをもっと簡潔に、そしてスピーディーに行いたいという要望は、しごく当たり前のようになって来ているはずです。
社 長: | 「おぃ!まだうちのホームページ更新されてないじゃないか?」 |
担当者: | 「あ、はい。外注のデザイン会社にFAX送ってあるんですが」 |
社 長: | 「それで、いつ更新されるんだ?」 |
担当者: | 「すぐ確認します。」 |
な~んて事、よくありませんか?
これではせっかくウェブサイトを公開している意味がありませんよね。一番スピードのある媒体のはずなのに…。
インターネットで情報を発信する側に立ったとき、提供する情報の新鮮さを意識しなければ危険です。そうそう、TOPページにWhat’s NewやTOPICSが載っている企業サイトっていっぱいありますよね。みなさんのサイトは最新NEWSなどの更新日付は1年も前…なんて状態になってませんか?これは見る側(来訪者)に対してとっても良くないイメージを与えてしまっているんですが、お気づきですか?見る人が見れば「な~んだ、ITに力入れてますなんて言ってたけど、HPは業者にまかせっきりで、全然ホンキじゃないね、この会社!」なんて感じてしまってるはずです。その見てる人が営業さんが必死でアプローチした見込み客の購買担当者だったりして…。良くある話です。
新しい情報を発信するという目的で無いなら、What’s NEWなんてコーナー作らなきゃいいのに、とも思いますけど、「どんどん新しい情報を出していかないとサイトつくる意味ないですよ!」と初めは思うし、制作側の人たちもそう提案するはずです。だけど上で書いたような面倒な流れだと、どうしても頻繁に行えなくなってしまうんです。これが業務になっちゃうんで。通常大企業でもない限り、ホームページを担当する人は本業の片手間でやっているはず。であれば、こうした業務の流れを簡単にして、もっと周りを巻き込めるような方法に変えればいいんです。もっと簡単に、しかも面倒じゃなく、楽しくなるような方法に。それを実現する一つがCMSだといえます。
どうですか?CMSに興味湧いてきましたか?