Yahoo サイトエクスプローラーβ版公開

5/14日ようやく日本版のYahoo!サイトエクスプローラーがβ公開されました。14日に出した管理サイト申請もおりて、一通りの機能を体感できたので、ご報告。たとえばということで、弊社で登録、操作してみたレポートを記しておきます。もちろんYahoo!japanIDでのログインが必要ですが、その辺は省略してます。

これがサイトの初期画面。

ここからサイトのインデックス状況を確認したり、自分の管理サイトを追加したりします。管理サイトへの追加はURLを入力するわけですが、まず本当に登録者の管理サイトであるかどうかの認証を行わなければなりませんが、これは言われるがままにやっていけばOKなので省略します。

管理サイト登録したサイトタイトルをクリックすると、そのサイトの概況が表示されます。
↓こんな感じで概況表が出てきます。

上部に横に並んでいるのがメニューです。

  • インデックス状況は、文字通り管理サイトのインデックス状況を閲覧できます。この時、ページごとの最終クロール日時や認識された言語設定も確認可能です。
  • フィード
    サイトのフィード(RSSやAtom、Sitemapsなど)URLをYahoo!の検索エンジンYSTに送信し、YSTがサイトのページを見つけやすくするようにします。
  • 動的URL設定は、URLに含まれるコンテンツに影響のないパラメータを非表示や、値を固定可能。セッションIDなんかを除外するときに使う感じでしょうか。
  • インデックス操作は、検索結果に表示したくないページを非表示に出来ます。間違った状態をインデックスされてしまって、なかなか正常な状態をインデックスしなおしてもらえないときなどってありませんか?私はちょうど数日前クライアントに相談を受けたところでした。

以上が基本のメニューですが、インデックス状況メニューは操作する部分がいくつかあるので、もう少しご説明。

インデックス状況>>ドメイン内のページ

YST内にインデックスされたドメイン内のページがずら~っと出てきますが、ここで検索結果に表示したくないページを非表示にする設定が行えます。

インデックス状況>>被リンク元のページ

ここからスパム報告が出来るようです。

インデックス状況>>被リンク元のページ

サブドメインも自動的にひとつの管理サイトとして統合してくれるのですね。これは登録が楽チンかも。と、よくよく見たら、あってはならないはずの、すでに閉鎖済みのドメインが!早速「検索結果で非表示」ボタンを押して、申請処理を済ませました。

「新プロダクトのページ、早く登録されないかなぁ…。」
「何であのページがまだインデックスされてるんだよ!まずいって!」

…そんなウェブマスターさんの心労の解消に少しでも役立つツールであることは間違いありません。β公開中ではありますが、早めの登録を…。

面白いSEOブログパーツ2種発見

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KAYACニュース – 株式会社EC studioと共同開発によるSEOブログパーツ 2種同時リリース! – 面白法人カヤックより
株式会社カヤック(所在地:神奈川県鎌倉市、代表取締役:柳澤大輔、以下カヤック)は、2007年9月4日、株式会社 EC studio(所在地:大阪府吹田市、代表取締役:山本敏行、以下EC studio ※1)と共同開発したSEOブログパーツ2種、「Only One」「Oh!Fey mini」をリリースいたしました。

私が興味をそそられたのは、一つ目のOnly Oneのほう。コンセプトは「世界にひとつだけのSEO」だそうな…。どっかで聞いたタイトル^^;好きです。こういう安易なネーミング。嫌味じゃなくてストレートで分かり易いけど、そのベタさと、「ちょっと小バカにされてもそれが気持ちいいんだよ!」的なスタイルが好感持てます。もちろん効果も高いでしょうしね。

で、どういうものかというと、そのブログパーツを貼り付けたサイトが検索エンジンでどのようなキーワードで何位に表示されているのかを解析して、その解析結果の中から上位3つを表示するというものらしいです。意識したキーワードで1位になれていなくても、何かしらのキーワードで1位になっている可能性がある、そういうことみたい…。何かすご~く悲しい気もするんですけど、本当のトコロはどうなのか?

このコンセプトや仕組みを見ると、なんとな~く男女間の関係(恋愛)にリンクしてくるような気がします。それはどういうことかというということで状況の対比を。

あこがれる異性 : あこがれるキーワード
見栄えが良くて、みんなからの注目度も高くて、ホントに多くの人から声を掛けられる。でもその異性を自分に向かせるには相当の努力が必要…、しかもいくらがんばったところで、自分のものになるとも限らないし、一つ間違えれば簡単にそっぽ向かれてしまう。

自分にあっている異性 : 自サイトが1位のキーワード
普段は全く意識していなかったり、あるいは逆にウザイくらいに思っていたり…。でもあることがきっかけで突然意識し始める。そしてその人(キーワード)の魅力に気付くと、もうその存在が気になってしょうがなくなる。

場合によっては掛け替えの無い存在となる事もあるでしょう。男女間でいえば付き合ってみたりが、SEOのなかではコンバージョン(成約)というカタチで目に見えてきますよね。

今旬なんでキムタク主演のHEROに例えるなら、久利生検事もテレビシリーズの第五話で言ってましたが、「派手でサバサバした女が好みなんだけど、でも実際に好きになるのは正反対な感じだったりするんだよねぇ…。」

そう、自分が普段思っている好みとか、このキーワードでしょ!、みたいなものは、先入観と影響力のある人やその他の外部環境によって歪められているものだったりします。こういう本当に幸福をもたらしてくれるキーワードとの出会い、意外と意識できていないものなんですよね。アクセス解析などを活用しているといっても、総合集約的な大まかな数字に意識が行ってしまって、例えば1件しかない検索フレーズまでにはきっちり目を通していなかったり。

そうそう実際の男女間では許されない複数キーワードとのお付き合いができますから、「オレってこういうタイプにウケルかも!」「あたしってこういう人からもてるんだぁ」みたいな事を学んだら、次から次へと実践を広げていった方が良いわけです。

このブログパーツ「Only One」の良いところは、自分にも閲覧者にもそんな出会いのきっかけを提案してくれることかなぁと思います。はじめはSEOと冠つけるようなものなのかぁ?なんて思っていましたけど、この意味で自分では勝手に納得。

という事で運営中のサイトに貼り付けてみたのですが、解析にはしばらくお時間がかかるご様子。楽しみにしておきます。

Googleの順位決定にGoogle Analyticsのデータが…

Googleの順位決定にGoogle Analyticsのデータが使われていたことが判明! | Web担当者Forum

最も注目すべきは、Google公式blogより引用の訳:

同様に、ログによって検索結果を改善できる。検索した人が1番目の検索結果をクリックしているとわかれば、われわれは正しいことになるが、もし次のページに移動したり、検索クエリを再び作り直しているなら、われわれは間違っていることになる。検索企業が自社サービスを継続して改善していく能力は不可欠で、それは、こうしたデータの通常かつ予期される利用法の一例にあたる。

の部分。

検索精度を向上させることにGoogle Analyticsのデータを使ってもらうのはとても好ましいことですね。我々のようなウェブ屋にとっても、確かに直帰率の高い検索語(ページに訪れても、「あ、このサイトは探しているサイトじゃないな!」と直ぐに戻るような行動が見られるキーワード群)は、ホントは邪魔なんですよね。招かざるお客の情報の過多によって、本当に知りたい部分がぼやけることがシバシバあります。特にクライアントがそういう要らないキーワードで人を集めることに喜びを見つけちゃったりなんかすると…ホント困ります。

さてさてGoogle Analyticsの導入、なにせ無料ですから今はほとんどの人がやっていると思いますが、アクセス解析の目的以外にも大きな利益があるのかもしれませんね。まぁこの辺の情報公開を公式におこなってしまうと、一時的にではあれそこをついたSEO手法なんかが流行っちゃったり…。

気合の入った会社さんだったら、“自社のサイトを見るにはブックマークからじゃなく、Google検索経由で見なさい!しかもこのキーワードで!今検索順位60番くらいのところに出てるから…”な~んてスゴイ命令が飛んでたりしてそうです。ホントにありそうです、というかすでに横行している手法かもしれませんが…。倫理的に見ても別に悪いことと断言は出来ないので「やめたほうが…」とも言えないのですが、お疲れ様です…。

着実なSMO重要視への流れ

昨日6月12日、Yahoo!検索結果に、Yahoo!ブックマーク利用者によるブックマーク登録者数表示機能が追加されました。SEOによる検索順位上位表示だけでは表すことのできない、サイトやページの価値を明示する流れがここにも見えます。

search_result.gif

上の画像のマーカーを引っ張ったところが該当部分です。現在このページをブックマークしているユーザがどれだけいるのかを表示しているわけです。昨日始まったばかりの事なので、まだ気付いていなかった人も多いのではと思いますが、これから徐々に浸透するにつれ、検索順位だけではわからないサイトの信憑性の高めてくれる補助的要素になってくるだろうと思います。

もちろんマーカー部分のリンクをクリックすると、「○○人が登録」という数値による客観的な視点だけでなく、どういうユーザーがブックマークしているのか、またそのページに対するコメント、あるいはブログ記事まで、ユーザの主観を含めた面も覗き見ることが出来るようになっています。

自分のサイトが全く誰にも見向きもされないサイトになってしまわないか?と、不安に駆られる時代になってきました。小手先のSEOなんかやめて、今すぐサイトコンテンツの充実に心血を注いでいくべきですね…。

SMO(ソーシャルメディア最適化)とは?

CGM(Consumer Generated Media):消費者の造り出すメディアの話は、WEB2.0のお話のときに少しだけさせていただきましたが覚えてますか?

そう、SNS(mixiなどに代表されるソーシャルネットワークサービス)、SBM(はてなブックマークのようなソーシャルブックマークサービス)といった消費者が中心となって、情報を発信したり、情報共有できるコミュニティにおいて影響力をもっていくメディアのことです。wikipediafrickrYoutubeなども当然あてはまると思います。

これらを総称して今はソーシャルメディアと呼んているようです。

これらソーシャルメディアの影響力は日に日に増大しています。それは自分の行動を省みると、実感としてご理解いただけるのではと思いますが、例えば皆さんが何かのサービスを探しているとき、検索エンジンのランキングに満足できていますか?過度なSEOによって上位表示したページなどを繰り返し見させられると、嫌気がさしてきませんか?もっとスピーディに目的の情報にたどり着くためには、別のアプローチを考えるのは当然のことです。

それを実現してくれるのがソーシャルメディアです。すでに多くの方が私と同様にこうしたメディアを無意識のうちに利用していると思います。

また消費者の集まる大きなサイトでなく個人であっても、検索エンジンより信憑性が高いとあがめられ、強大影響力を持っている場合があったりと、個人ブログとその関連性のあるつながりも、大きなソーシャルメディアとみなすことが出来ると思います。

我々がこの動向に何を見るかですが、もうSEOだけではダメですよ、ということです。SEO自体テクニックに走るようなものは好ましくなく、とにかく優良なコンテンツをたくさん発信することが基本です。そしてその情報を消費者がきちんと消化し評価してくれたかどうかが、とても重要になってくるということなのです。

ソーシャルメディアの発達によって、皆さんのサイトの価値は上昇するのか。良くも悪くもそれは加速度的に広がっていくと私は予想しています。良い情報を発信するサイトは、当然ソーシャルメディアに取り上げられる数も増えます。そうなるとトラフィックの増大はもちろん、被リンクも増大します。しかも信憑性の高い優良サイトからのもの。つまり、ソーシャルメディアとSEOも非常に深い関連性があるといえるのです。

ウェブスカウターなるサービスはまさにこの考え方と同じことを、サービスとして提供してくれるものです。今あなたのサイトのもつ影響力はどの程度か?調べてみるのも面白いと思いますよ。

わが社のスカウター戦闘力:スカウター : インターネットコンサルティング - BCOOL

BCOOL THEMEの戦闘力:スカウター : XOOPS デザインテーマ - BCOOL THEME

SMOソーシャルメディア最適化関連の情報

AIDMAじゃなくってAISASって?

先日ある場面において、久しぶりにAIDMAというコトバが出てきたので、今日はインターネットの普及によって広告や販促、営業の定説も変化してきているというお話を。

AIDMAは別にマーケティングに精通している人でなくともご存知の人は多いと思いますが、一応おさらいしておきます。

  1. Attention(注意)
  2. Interest(興味)
  3. Desire(欲求)
  4. Memory(記憶)
  5. Action(行動)
  6. ( Satisfaction(満足))

私はリーマン時代、T社のS氏によってこの流れに応じて何をどう投入していくかを埋め込まれたことをよ~く覚えています(その節は大変お世話になりました 🙂 )。それもあって、以後どんな広告キャンペーンをプランニングをする際も、ツールをつくる際も、消費者行動とのミートポイントやグローアップフォローまで一貫して考えるようになれたのですが、実は今コレが着実に変化してきています。(ま、もちろん全ての業界がそうなっているわけではありません)

昨今のテレビCMを見ていますと明確なのですが、「○○で検索!」で終わるものが極端に多くはないですか?紙面広告でもパンフレットでも。そうですAttention -> Interestの後には、Search(検索)がきていますね。

さらにそれだけでは終わりません。あなたがもしTVCM→検索としたら、CM商品サイトだけにとどまらず、ECサイト上でのレビューや価格コムコミュニティやら個人のブログで体験レポートなどを真剣に見て検討するのでは?
そうですつまりすでに商品購入している人や同じ検討段階にいる消費者による情報共有(Share)が行われているのです。

  1. Attention
  2. Interest
  3. Search(検索)
  4. Action
  5. Share(情報共有)

情報共有はいわばクチコミですから、もちろん今までもすくなからずあったとは思います。ただネットの普及が、クチコミの広がりを加速させ、決して無視できない必要不可欠な要素にのし上げてしまったといえます。

ネット業界に身をおく人間としては、ロングテールという考え方を大切にしたいので、Shareのその先にもExtra Interest(更なる興味喚起)を加えてもいいかなぁ?と思ったりもします。

いずれにせよ、広告や販促にかかわる人間としては、ネット活用の重要性が増大した時代であることを認識して欲しいと思います。この勢いは今後ますます加速するはずですから…。