CGM(Consumer Generated Media):消費者の造り出すメディアの話は、WEB2.0のお話のときに少しだけさせていただきましたが覚えてますか?
そう、SNS(mixiなどに代表されるソーシャルネットワークサービス)、SBM(はてなブックマークのようなソーシャルブックマークサービス)といった消費者が中心となって、情報を発信したり、情報共有できるコミュニティにおいて影響力をもっていくメディアのことです。wikipediaやfrickr、Youtubeなども当然あてはまると思います。
これらを総称して今はソーシャルメディアと呼んているようです。
これらソーシャルメディアの影響力は日に日に増大しています。それは自分の行動を省みると、実感としてご理解いただけるのではと思いますが、例えば皆さんが何かのサービスを探しているとき、検索エンジンのランキングに満足できていますか?過度なSEOによって上位表示したページなどを繰り返し見させられると、嫌気がさしてきませんか?もっとスピーディに目的の情報にたどり着くためには、別のアプローチを考えるのは当然のことです。
それを実現してくれるのがソーシャルメディアです。すでに多くの方が私と同様にこうしたメディアを無意識のうちに利用していると思います。
また消費者の集まる大きなサイトでなく個人であっても、検索エンジンより信憑性が高いとあがめられ、強大影響力を持っている場合があったりと、個人ブログとその関連性のあるつながりも、大きなソーシャルメディアとみなすことが出来ると思います。
我々がこの動向に何を見るかですが、もうSEOだけではダメですよ、ということです。SEO自体テクニックに走るようなものは好ましくなく、とにかく優良なコンテンツをたくさん発信することが基本です。そしてその情報を消費者がきちんと消化し評価してくれたかどうかが、とても重要になってくるということなのです。
ソーシャルメディアの発達によって、皆さんのサイトの価値は上昇するのか。良くも悪くもそれは加速度的に広がっていくと私は予想しています。良い情報を発信するサイトは、当然ソーシャルメディアに取り上げられる数も増えます。そうなるとトラフィックの増大はもちろん、被リンクも増大します。しかも信憑性の高い優良サイトからのもの。つまり、ソーシャルメディアとSEOも非常に深い関連性があるといえるのです。
ウェブスカウターなるサービスはまさにこの考え方と同じことを、サービスとして提供してくれるものです。今あなたのサイトのもつ影響力はどの程度か?調べてみるのも面白いと思いますよ。