先日ある場面において、久しぶりにAIDMAというコトバが出てきたので、今日はインターネットの普及によって広告や販促、営業の定説も変化してきているというお話を。
AIDMAは別にマーケティングに精通している人でなくともご存知の人は多いと思いますが、一応おさらいしておきます。
- Attention(注意)
- Interest(興味)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
- ( Satisfaction(満足))
私はリーマン時代、T社のS氏によってこの流れに応じて何をどう投入していくかを埋め込まれたことをよ~く覚えています(その節は大変お世話になりました 🙂 )。それもあって、以後どんな広告キャンペーンをプランニングをする際も、ツールをつくる際も、消費者行動とのミートポイントやグローアップフォローまで一貫して考えるようになれたのですが、実は今コレが着実に変化してきています。(ま、もちろん全ての業界がそうなっているわけではありません)
昨今のテレビCMを見ていますと明確なのですが、「○○で検索!」で終わるものが極端に多くはないですか?紙面広告でもパンフレットでも。そうですAttention -> Interestの後には、Search(検索)がきていますね。
さらにそれだけでは終わりません。あなたがもしTVCM→検索としたら、CM商品サイトだけにとどまらず、ECサイト上でのレビューや価格コムコミュニティやら個人のブログで体験レポートなどを真剣に見て検討するのでは?
そうですつまりすでに商品購入している人や同じ検討段階にいる消費者による情報共有(Share)が行われているのです。
- Attention
- Interest
- Search(検索)
- Action
- Share(情報共有)
情報共有はいわばクチコミですから、もちろん今までもすくなからずあったとは思います。ただネットの普及が、クチコミの広がりを加速させ、決して無視できない必要不可欠な要素にのし上げてしまったといえます。
ネット業界に身をおく人間としては、ロングテールという考え方を大切にしたいので、Shareのその先にもExtra Interest(更なる興味喚起)を加えてもいいかなぁ?と思ったりもします。
いずれにせよ、広告や販促にかかわる人間としては、ネット活用の重要性が増大した時代であることを認識して欲しいと思います。この勢いは今後ますます加速するはずですから…。