会社としてteamマイナス6%の活動を始めて1年ほどが経過。
最近では個人的にも買い物用マイエコバックを持ったり、近距離へは自転車や徒歩でを心がけるように。また自分では持っていないが、今年の母の日にはお出かけ用のマイ箸をプレゼントし、他人まで巻き込むようにも…。
ふと思うと、我々のような業態での環境対策活動って、
- 冷暖房での省エネ
- PC、サーバ、付随する電子機器電源の省エネ
- 車使用の低減と低燃費走行の心がけ
- 再生紙の利用や印刷そのものの低減
と、なんだか当たり前すぎるものしか浮かんでこない。もちろんこうした自分の出来ることを誰もが少しずつ行うことが最も重要なのだと思う。
しかし社会的責任を負う、いち企業として、社会全体の環境対策に何か貢献できる事はないだろうか。毎年植樹したり、環境製品を開発したり、大きな利益を生み出す企業や大手の製造系企業のようには行かなくとも何か…。
いつかふと気付いたことがある。ウェブサイトのデザイン制作も、コーポレートサイト向けだとプリント用途を意識するが、CSS(スタイルシート)でデザインするようになり、プリント時とディスプレイ表示時のデザイン変換が非常にカンタンになった。プリントメディア用のスタイルではよりインク使用量を減らすために背景色をなくしたり、サイドナビゲーションエリアや余計なヘッダ情報をプリントエリアから除外したりと、かなり省インク・省プリント紙につながっているのでは?
大雑把な計算で年間30サイト、各サイト1日に5ページだけ印刷されるとしても、54,750ページ。もちろん印刷したいページがA4換算にすると1枚に収まるとは限らない。もしそのページが我々のプリントメディア用のスタイル作成の地道な作業によってたった1枚でも紙を節約させられることにつながってるとしたら…。
プリントメディア用のCSS対応なんて、ほとんど面白みのないホントに地味な作業ですが、コーダーやデザイナーの人たちも、こうした成果につながるかもしれないと思ったら、少しは気が楽になる、もしくはもっと気を抜けなくなる…?
ちなみに私の提供しているBCOOL THEME ver.2は、全てprint.cssを同梱。面倒だけどやりゃなきゃなぁと思っていた程度でしたが、あるときふと「これも環境対策か?」と思って、責務を負っているんだなぁ、と。